査定価格は高ければ良いものではありません。(成約価格が高いことはもちろんいいことですが・・・)
査定価格を高くすることは、結構簡単にできます(笑)というのも、不動産業者は売却の委託契約(媒介契約といいます。)を売主様と交わしたいがために、査定価格を高く設定し、媒介契約を締結します。
もちろん、ただ単に、高く出したから売れる!?のであれば、みなさんそうしますよね。
結果的には、数日経過すると「反響が少ないから価格を下げましょう・・・」という提案がはじまります。
この手法で媒介契約を締結している場合、大抵が価格変更の際に不信感が募る訳ですが、媒介契約が3ヶ月間の契約のため、解約もできず、しぶしぶ条件を飲まないといけないことになります。
また、「価格変更して売れればいいか・・・」と安易に考えるのも注意が必要です。
この物件に興味を示している潜在的な人は2つの反応を示します。
「価格が下がったからすぐに問い合わせをしよう!」
「価格下がったね。なかなか売れない物件なのかな・・・」
この2つの反応を考えたとき、前者であれば問題ないのですが、世の中デフレの時代であれば、後者の反応を示す方も多くおられます。
このような事態にならないためにも、査定価格を提示してもらう際に、同時に売却保証の金額を確認してください。(売却保証というのは、ある一定金額まで価格を下げて売れなかければ、仲介会社が買い取るという保証です。)
この保証金額(仲介会社の買取金額)は無責任に提示できないので、各業者の「本音」の査定金額が見えてくるはずです。当社ではそのシステムを「責任仲介システム」と呼んでいます。
Copyright © 2012 Kansai Net Fudosan Co.,Ltd All Right Reserved.